日本の各地域の生活習慣や気候風土に合わせた伝統的な古民家が減少してゆく中で先人達の残した日本の住宅「古民家」はほとんどが再生可能な自然乾燥材で作られています。
また木材の内部は多孔質で、その内部に多くの空気層を持つことで優れた断熱材になり夏は冷たく、冬は暖かく感じます、木材は周囲の湿度に反応して、空気中の水分を吸い込んだり吐き出したりします。梅雨時の湿気が高い時は、空気中の水分を取り込み逆に空気が乾燥している冬場は、湿気を吐き出し調湿作用をしています。
また、紫外線をよく吸収しますので、木材から反射する光には、ほとんど紫外線が含まれません。目に優しい材料であり、健康にいいとされています。
これから新築する木造住宅を50年後の古民家として住んでもらう為にも新民家を推進し、未来の子供たちへ日本の住文化を伝えることが出来ればと思っています。
古材リユース推進協会鹿児島支部
支部長 大城 孝一